2013年05月20日

バウビオロギー25の指針 第2の指針

バウビオロギー 第2の指針 心地よい室内の匂い、有毒ガスを放出しないこと

住まいは「香りの履歴書」を持っています。
風の匂い、花の香りは、過去の体験を呼び覚まします。
経験を積んだ人ならば、病室や患者の匂いで症状を把握することができるものです。
嗅覚は食品の腐敗を敏感にとらえ、火災の危険を感じ取ります。
新築や中古物件の改修をする際に、まずは心地よく香る、もしくはあまり匂いのしない建材を使用しましょう。
匂いの及ぼす影響を軽視してはなりません。

【コメント】

嗅覚は睡眠中も覚醒中と変わらずに機能する感覚器官。
匂いによる危険の察知は睡眠中こそ鋭敏になるべき要素なのかもしれません。

人間が一日に呼吸で使う空気の量は10㎏〜15㎏と言われています。
呼吸するということは、臭気を感じている、ということになります。
気分が良くなる匂いと、そうでない匂いのどちらに包まれて生活するのが健康に良いのかを考えてみましょう。

体に有害な成分は臭気も強く、それとはっきりわかることが多いです。
強い洗剤や有機溶剤などはわかりやすい匂いです。
誰もが体に悪いと感じることができるでしょう。

問題は弱い臭気の揮発性成分を伴う化学製品です。
これは毒かそうでないかの判断を難しくさせ、滞在している間微量の成分を蓄積させ続けます。
ゆで蛙(かえる)の話を知っていますか?
熱湯に入れた蛙はあわてて飛び出るため死ぬことはありませんが、水から徐々に暖めたなべではゆで上がって死んでしまう、というお話。
微量の臭気はまさにゆで蛙状態になりかねないのです。
大量の毒気はわかりやすいけれど、微量を毎日蓄積していくと本当に厄介です。
病院での因果関係も立証できません。
ですから、体に悪い物を揮発する可能性がある建材については極力使わないことが重要になります。
法的にそれらの建材だけで住宅を成立させることはできませんので、若干量は使わなければなりません。
その際にはそれらの成分をキャンセルする効果が住宅にあればリスクは減ります。

できるだけ有毒ガス(ここでいうガスは気体として放出される非天然素材)の少ない建材を選ぶ。
出てしまったガスは無害化されるような効果を持った住宅にする。

安全な空気を吸いたいのであれば、この二つは必須です。それどころか食べ物や飲み物以上に気を使わなければならないポイントと言ってもよいかもしれません。

悪臭と気付かない弱い臭気でも、理論上発生の危険があるのであれば。
それは安全な住宅とは言えないかもしれないのです。

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